2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

現代日本社会研究のための覚え書き――2.スピリチュアル

前回の「覚え書き」は第一回目で手探りということと、駆け足で書いたために手元に在った情報を詰め込むだけで手一杯だったということもあり、「覚え書き」にしても、極めて不十分なものに留まっている。これではいかんということで参考文献を読み直すなどし…

現代日本社会研究のための覚え書き――1.家族

跳躍のためには地盤が要る。飛躍のためには助走が要る。全てを見極めてから跳ぼう/飛ぼうとすれば黄昏になるまで待たねばならないが、直感/直観だけで跳ぶ/飛ぶのは瞬間的に快を覚えるだけだろう。再帰的近代化論やポストモダン論は社会の変化を語ってお…

「動物化」論は若者論ではない

後藤和智「宮台真司、東浩紀――若者の「理解者」こそ若者の「敵」 インチキ「若者」論の元凶はコイツらだ!!」『m9』第1号(晋遊舎、2008年4月)では、東浩紀の「動物化」論が、おおまか以下のような特徴付けをされ、「若者論」として捉えられている。 (1)…

怒られました

前々回のエントリに対して、後藤和智さんから言及を頂いております。トラックバックが送れなかったそうだということに加えて、コメント欄で赤木智弘さんに叱られたということもありますので、こちらのサイトから明確にアクセス経路を確保しておきます。 さす…

非人格的権力再考

昨日のフォローとして、少し引用。 何はともあれ、間違いのないことは、初期自由主義は、みずからを、個人の神聖さと独立性との擁護を目的とする哲学であると宣言していたことである。ところで、一体誰に対して、個人は擁護されるべきであったのか。こう問い…

田村・東・稲葉、徒然に

熟議の理由―民主主義の政治理論作者: 田村哲樹出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2008/03/25メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 316回この商品を含むブログ (38件) を見る 久し振りに、本屋らしい本屋に行けた。そこで、田村さんの新刊を手に取る。収録論…