2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

現代日本社会研究のための覚え書き――4.市民社会

今回は未だ内容がスカスカで、ストーリーもできていないしキーワードも出てこないのだが、どうせ覚え書きなので箇条書きが混在する形でひとまずアップしてみる。このテーマでは、ネット上の情報に頼って書けるのはこの位が限界かな。データ類は十分ではない…

個と個人主義

松尾匡さんのページで言及を頂いたのに応えて、シュティルナーと個人主義についてのコメントを返させて頂いた。多くの人をおいてけぼりにしそうなテーマと内容なので、補足として拙文を載せておく。上は修論、下は前掲の未発表論文から。本当は早くこっち方…

現代日本社会研究のための覚え書き――2.スピリチュアル/アイデンティティ(第2版)

扱うトピックは概ね決まり。既に書いた「家族」「メディア」「スピリチュアル/アイデンティティ」(改題)の他、「教育」「経済」「市民社会」「人権/親密圏」「セキュリティ/リスク」「政治/イデオロギー」「ネーション/国家」の10編で、さらに序論と…

「刑罰は国家による復讐の肩代わり」という神話

さて、藤井誠二『殺された側の論理』(講談社、2007年)に収録されている座談会で、小宮信夫が「中世の時代は被害者に復讐する権利や決闘という方法」があったけれども近代国家になると被害者からは力が奪われて、「当初は被害者の代わりに国が復讐する役割…

被害者が負うもの・負わないもの

殺された側の論理 -犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」作者: 藤井誠二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/02/27メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 52回この商品を含むブログ (27件) を見る 藤井誠二が犯罪被害者に密着し過ぎていることは既に明らか…

シュティルナーを疎外論的に読む誤りについて

「はだかの王様」の経済学作者: 松尾匡出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/06/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 136回この商品を含むブログ (37件) を見る svnseedsさんのところとコメント欄の著者コメントを見て気には留めていたが、ようや…