アメリカたちの呪縛
少し前にアメリカ思想二冊の書評を書きましたが、その後もアメリカ縛りで以下のようなものを読んでいました。どれも良い本です。
- 作者: 阿川尚之
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- 作者: 阿川尚之
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- 作者: 油井大三郎
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- 作者: 渡辺将人
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出て数年経っており既に定評がある『憲法で…』はともかく、後二冊については絡めた書評を書こうかなと思っていましたが、大して意味のあるものは書けそうにないので断念しました。『好戦の共和国』はアメリカ現代史の泰斗による「アメリカの戦争」通史の試みですが、コンセプトが前面に出る感じよりも、むしろ教科書的な印象が強いです。『見えないアメリカ』は著者がヒラリー陣営のスタッフとして参加した選挙戦の経験に基づきつつ、アメリカ内部の様々な断層に光を当てていきます。
アメリカ縛りということでは、この春から本当にちょっとした待ち時間に限ってチビチビ読み進めていた『アメリカのデモクラシー』が未だ途中なのですが、年内には読み終えてしまおうと思います。これは物凄く面白い上に難しくないので、誰であろうと読んだ方がいいです。アメリカに興味が無くてもお構いなしです。読了したら、たぶん久し振りに大量引用(だけの)エントリを書くはずです。
なお、古典ということでは『ザ・フェデラリスト』も非常に興味深い記述が多々見られるので、是非どうぞ。こちらは結構昔に読んだので記憶が薄れていますが。
- 作者: トクヴィル,松本礼二
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- 作者: トクヴィル,Alexis de Tocqueville,松本礼二
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- 作者: トクヴィル,Alexis de Tocqueville,松本礼二
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- 作者: トクヴィル,Alexis de Tocqueville,松本礼二
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- 作者: A.ハミルトン,J.ジェイ,J.マディソン,斎藤真,中野勝郎
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あと、こんな本を読みながら、思想史年表の増補を地下でシコシコと進めています。ロック始まりは少し半端なのと、仲正本などを読んだら現代政治理論も入れたくなったのとで時期が前後に大幅拡張し、今のところマキァヴェッリから同時多発テロまでの500年位に伸びています。横軸は日本を加えた上、その他の国からも重要なものをセレクトする感じです。まだ公開できる程ではないので止めておきますが、それなりの形になったら別の場所に移して公開する予定です。いつになるかわかりませんが、まぁできるだけ近いうちに、ひっそりと載せます。