研究会「政治/理論――政治的なものについて語ること」


来たる4月21日(土)の17:00から、市ヶ谷の法政大学大学院棟で研究会を行います。報告者は私1人で、報告題目は本記事タイトル通りです。私が所属する政治学研究科政治学専攻が発行する専攻誌、『政治をめぐって』に掲載予定の内容となります。

  • 目次
    • はじめに
    • 1. 政治理論への疑い――棟梁失脚後の政治学の中で
    • 2. 政治的なものの所在――政治の社会化と社会の政治化
    • 3. 政治の理論化――ヴィジョンとしての政治理論
    • おわりに


基本的には大嶽秀夫・川崎修の両先生が提示してきた問題意識を踏襲しながら、固有のアプローチに欠けると言われる政治学アイデンティティ問題や、全体性の見通しが困難な状況下における政治理論の役割などについてお話します。浅学の身に大仰なテーマではありますが、生来が不遜な人間なので、思うところを率直に述べるつもりです。

内容的に政治とは何か、理論とは何かということはもちろん、政治学社会学の関係(いわゆる「政治的なもの」と「社会的なもの」含む)についてや、科学を「方法」によって定義することの妥当性や、学問を本質論的に問うこと(「〜とは何か?」)の意義なども扱っておりますので、政治、理論、政治学、政治理論それぞれに関心をお持ちの方の幅広い参加を歓迎しております。

参加希望の方にはファイルをお送りしますので、kihamu[at]gmail.comまでご連絡下さい。twitterでお知らせ頂いても構いません。宜しくお願い致します。