雑記

引越告知

このブログは引っ越しました。今後、更新は新ブログのみになります。過去記事の一部を新ブログにコピーしましたが、このブログは今後も残します。また、政治と理論研究会のブログを削除し、新ブログに統合しました。今後は研究会告知等も新ブログで行ってい…

研究会「政治/理論――政治的なものについて語ること」

来たる4月21日(土)の17:00から、市ヶ谷の法政大学大学院棟で研究会を行います。報告者は私1人で、報告題目は本記事タイトル通りです。私が所属する政治学研究科政治学専攻が発行する専攻誌、『政治をめぐって』に掲載予定の内容となります。 目次 はじめに…

2011年の3冊

A3作者: 森達也出版社/メーカー: 集英社インターナショナル発売日: 2010/11/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 89回この商品を含むブログ (30件) を見る地方政府の民主主義 -- 財政資源の制約と地方政府の政策選択作者: 砂原庸介出版社/メーカー: 有斐…

掲載告知:「権力と自由――「自然の暴力」についての政治学」

論文掲載のお知らせです。10月刊行の『法政大学 大学院紀要』第67号(91-111頁)に、「権力と自由――「自然の暴力」についての政治学」と題する拙論が掲載されました。内容は、修論の権力論(第1章第3節)と「自由の終焉」の一部(こちらから読めます)を合体…

また始まるために

唐突ですが、本年4月から私の身分関係に大きな変動が生じたため、簡単にご報告致します。 法政大学大学院の政治学研究科博士後期課程に入学致しました。 私は2008年3月に修士課程を修了後、塾講師を生業にしながら個人的な研究を進めて参りましたが、再び大…

震える思考

twitterから。

2010年にしたこと

少し早いですが、今月はもう書くあてが無いので、2010年最後の記事です。

つぶやき政治学

1月末のエントリでtwitter利用について書きましたが、その後だいぶ慣れまして、tweetもニュースばっかりじゃなくなってきました。フォローとリストの使い分け方なんかも徐々に上手くなってきた気がします。昔こんなことも書きましたし、実際その内容が妥当だ…

エゴイズムの思想的定位――シュティルナー像の再検討

現物が届いたので、告知します。雑誌『情況』最新号(2010年3月号)に、マックス・シュティルナーの基本思想についての拙論文「エゴイズムの思想的定位――シュティルナー像の再検討」が掲載されています。 情況 2010年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 情況出…

twitterなどの利用について

web上での私の活動について、最近自分でもこんがらがることがあって、一旦整理しておいた方がいいかと思ったので、お知らせしておきます。まず、HP。 Political Theory of Egoism 次にブログが二つ。研究・言論用と教育・資料用に使い分けています。 on the …

2009年にしたこと&滝口清栄『マックス・シュティルナーとヘーゲル左派』

昨年末は一応「2008年の3冊」を選んだわけですが、今年はそもそも本を読めていないので、まぁ無理です。代わりに、今年一年で何が出来たんだろうな、ということを書き留めておきます。 このブログも来年の2月で丸5年を数えることになるわけですが、今年はこ…

カテゴリ整理

定期点検を兼ねて、カテゴリの改編と過去エントリのカテゴリ変更を行いました。昔の記事を眺めながら思ったのは、amazonの写真データがだいぶ増強されているなー、ということ。やっぱ視覚イメージがあると本がぐっと身近に感じられますから、これは重要です…

政権交代雑感

国内外を問わず、現実政治そのものについて私がオリジナルに語れる有意義なことというのは何も無いので、語らないことにしている。例えば鳩山首相の人事は、小沢幹事長から始まって以来、まずこれ以上は考えにくい配置だと思っていたのだが、そういうことも…

一般想像力批判

自分が小難しい類の本を読むようになってからの短い年月の中でも、最近とみに「想像力」なる言葉を使いたがる論者が増えた気がする。その意味するところには差異があっても、誰もが想像力の「減退」や「枯渇」(あるいは「古さ」)を憂い、想像力の「回復」…

経験と継承、あるいは不継承

8月15日という日付には、何の意味も無い。ただ、何か書きたかった。多分ずっと。 「黙祷と吐き気」(2006年8月6日)「神話が暴かれた後に何をすべきか」(2006年10月29日) もう3年の間、書いていなかったのかな。いや、知っていた。確かに書かなかった。書…

社会の個人化と個人の断片化

よく知らないのだが、最近twitterなるものの存在が目に入ることが多くなった。思い付いたことを思い付いた時に書き込んでいくものであり、ブログをより刹那的にしたものだと捉えてよいだろうか。こういうツールは、素朴に見て、個人の通時的流動性(すなわち…

情況と理想

情況 2009年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 情況出版発売日: 2009/05/29メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 『情況』の最新号に千坂恭二という方がシュティルナーについて書いています。これは、いわゆる「マルクスとシュティルナー」が語ら…

最近のアナーキズム周りについて

最近書店を歩くと、チョムスキーやグレーバーのアナーキズム論の翻訳が並んでいたり、「新しいアナキズム」が云々などという本まで売られていたりします。チョムスキーの「アナキズム論」作者: ノームチョムスキー,木下ちがや出版社/メーカー: 明石書店発売…

2008年の3冊

年内はもう書かないと思うので、締めの挨拶を兼ねて、軽く書いておきます。今年はもうポツポツとした書評と「かかわりあい」ぐらいしか書かない予定だったのですが、事情が変わったせいで異様に精力的な更新をする局面に見舞われてしまいました。いつになっ…

アメリカたちの呪縛

少し前にアメリカ思想二冊の書評を書きましたが、その後もアメリカ縛りで以下のようなものを読んでいました。どれも良い本です。 憲法で読むアメリカ史(上) (PHP新書)作者: 阿川尚之出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2004/09/16メディア: 新書購入: 2人 ク…

つまんない

黙りたまえ、それが望みならば http://d.hatena.ne.jp/font-da/20080615/1213500136 このレベルでの応答が来てしまった。font-daさんにはmojimojiさんや野崎さんとは少し違った視点があるので、もっと何か別のものを期待していたが、どこかで見たような文言…

怒られました

前々回のエントリに対して、後藤和智さんから言及を頂いております。トラックバックが送れなかったそうだということに加えて、コメント欄で赤木智弘さんに叱られたということもありますので、こちらのサイトから明確にアクセス経路を確保しておきます。 さす…

死刑制度に反対する個人的な理由

光市の事件の判決があって、色んな人が死刑について書いている。私も死刑については幾らか書いてきたことがあるから、そういうものを読んでふーんと思ったり、その主張で大丈夫?と思ったりするんだけど、なーんか物足りない。ああ、そうか、お行儀が良すぎ…

「政局」ってどういう意味なのか

表題の通りの疑問を抱いたので、検索して出て来たものをコピペして整理して少し手を加えると、こんな感じか。 1.(ある時点における)政治または政界の状態、情勢、動向、動き。 用例:「混沌とした―」「―が行き詰まる」「今度の参院選は今後の政局を占う選…

後藤さんの宮台批判について

これも書き付け程度に。断片的な言葉をめぐって誰かと応酬するのは嫌なので、この件については考えがまとまるまで一切書かないのが賢明だと思っていたのだが、考えをまとめるために時間を確保する見込みが当分無いし、誰だか知らないが何となしに催促されて…

議論の魅力

dojinさんへの応答 http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20080117/p1 これを読んでいて何か言いたくなったのだけれども、何も言えそうにないのでメモ書きに留めておく。議論が噛み合わないのは、双方がそれぞれ相手の言説を誤解しているからなのか、それとも単な…

小沢代表辞意撤回

昨日。まぁ、何なのかな。賭けに成功した…ようには見えないけどな、あんまり。某ブンヤはいつまで頑張る気なんだろう。

左翼とリベラル

赤木智弘氏の新著http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_c3f3.html赤木智弘氏の新著その2〜リベサヨからソーシャルへhttp://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_2af2.html 赤木さんの本は未だ手に入れていないが、以前紹介…

翻訳とマルクス主義的概念について

ゼミにて。翻訳についてのありがたいお話を聞く。大要は、元々アルチュセールやプーランツァスに影響を受けたネオマルクス主義者であるスチュアート・ホールを翻訳するなら、最低限そういう構造主義的マルクス主義者の翻訳苦闘の歴史を押さえておくべきであ…

力と魔

『情況』2007年9・10月号は、白井聡『未完のレーニン』特集。 情況 2007年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 情況出版発売日: 2007/09/26メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る 白井さんが仲正昌樹や佐藤優、萱野稔人などと対談して…