2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

自由主義と民主主義のお勉強

2006/10/31(火) 14:32:03 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-entry-288.html 複数のブログで採り上げられているのを見て、薬師院仁志『日本とフランス 二つの民主主義』(光文社新書、2006年)を読んでみた。すると、ページを繰るたびに物凄く違和感を覚える…

神話が暴かれた後に何をすべきか

2006/10/29(日) 21:16:03 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-entry-288.html 佐藤卓巳『八月十五日の神話』(ちくま新書、2005年) 終戦記念日は八月十五日である。日本政府がポツダム宣言を受諾した八月十四日や、降伏文書の調印が行われた九月二日ではなく……

池内恵をこう批判してはいけない

2006/10/23(月) 21:00:36 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-entry-286.html そういえば、少し前にご紹介いただいた栗田論文(現代思想の方)は最近ざっと目を通した*1。多分もう一つの方が詳細なので本人にとっては言葉が足りていない部分もあるのかもしれな…

民の政治学よ、どこに

2006/10/20(金) 18:14:19 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-entry-285.html こういうことを書いていいのか、よく解らないんだけれども、常日頃思っている漠然とした不満と言うか、不安と言うか、やりきれなさと言うか。 私の先生はいつも、我が大学の政治学…

想像力の欠如への解決策を示せ

2006/10/16(月) 22:56:15 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-entry-284.html 坪井秀人『戦争の記憶をさかのぼる』(ちくま新書、2005年) 人間が「忘れる動物」であることを前提としながら、いかにして過去の戦争の記憶と向き合っていくことができるか。本書…

ポテンシャルからの議論と未来世代の権利

2006/10/12(木) 20:23:38 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-entry-283.html 子どもは将来的に成人となって完全な権利主体となることができるから、動物や自然物とは異なる、という言い方がある。つまり、子どもは権利主体(義務主体)としてのポテンシャルを…

倫理つれづれ話

2006/10/06(金) 19:49:59 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-entry-282.html http://d.hatena.ne.jp/dojin/20060923#p1 上でのコメント欄のやりとりをぼんやりと読みながら思い巡らしてみて、私に言える程度のことを書いてみる。 まず、cruさんの「あらゆる所…