2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2009年にしたこと&滝口清栄『マックス・シュティルナーとヘーゲル左派』

昨年末は一応「2008年の3冊」を選んだわけですが、今年はそもそも本を読めていないので、まぁ無理です。代わりに、今年一年で何が出来たんだろうな、ということを書き留めておきます。 このブログも来年の2月で丸5年を数えることになるわけですが、今年はこ…

政治学のたそがれ?

最近は本を読む機会が減ってネットばかり見ているが、そうすると、この国には政治学者がいないのだろうか、という気になってくる。ネットで目立つのは経済学や社会学、哲学の研究者や批評家・運動家ばかりで、政治学関係の研究者は一様に慎ましい。多少なり…

「セックスの社会化」は可能か?

前エントリに対する反応は、目に入る範囲では相対的に批判的なものが多いかな。ブックマークでのコメントにお答えすることは普段無いんですが、「批判を歓迎する」とわざわざ書いたことだし、たまにはやってみましょうか。

セックスは自己責任でよいのか――性のケイパビリティとセックスワークの原則自由化を考える

このブログでセクシュアリティの問題を扱ったことは、あまりない。採り上げるほどの興味を持っていないということもあるが、セクシュアリティについて語ると、多かれ少なかれ個人的経験と結び付けて考えざるを得ない部分が必然的に出てくるので、ややためら…

stakeholder democracyへの道半ば

最近はインプットが僅少なので、まとまったエントリは書けずにいる。近頃考えることについて、ごく散漫な話をしてお茶を濁そう。先頃書いた東浩紀的な「民主主義2.0」の解説としては、「「一般意思2.0」の勘所、あるいは「データベース民主主義」の理論的位…