2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

かかわりあいの政治学1――自己決定論をさかのぼる

自由とは自分のことについての自由であり、自己決定とは自分のことについての決定である。そうでないと意味をなさない。また、他人が自分のことを決めてよいとなったら、むしろ反対の意味になってしまう。 さて、障害の有無であれ性別であれ、ある性質の子を…

安全と国家

公法研究 2007年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2007/10/12メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 昨日図書館で見かけて、面白い特集していると思ったが、時間が無くてパラパラとしか見られんかった。ので、メモ。「安全の中の自…

選挙制度の理念と設計

日本の選挙―何を変えれば政治が変わるのか (中公新書)作者: 加藤秀治郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/03/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 105回この商品を含むブログ (39件) を見る 理念から制度まで説明した良い本だと思う(ただ、せっか…

修士論文について

どうやら晴れてマスターになれるようなので、これを機として、修士論文の要旨と目次を掲載する。斜め読みして頂けるだけで幸い。論文指導では並居る先生方から口々に「よくわからん」と言われ続けましたが、まぁそれも当然で、何せ私自身もよくわからんとこ…

「政局」ってどういう意味なのか

表題の通りの疑問を抱いたので、検索して出て来たものをコピペして整理して少し手を加えると、こんな感じか。 1.(ある時点における)政治または政界の状態、情勢、動向、動き。 用例:「混沌とした―」「―が行き詰まる」「今度の参院選は今後の政局を占う選…

事実が必要とされない理由

死刑や治安悪化言説についても当てはまる現代に共通の問題として、「必ずしも事実が求められていない」ということが挙げられる。求められているのは事実よりも物語であることが多い。死刑の犯罪抑止力を証明する根拠が無いことをいくら説いても、死刑存置派…

死刑の現在性

論座 2008年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局発売日: 2008/02/01メディア: 雑誌 クリック: 11回この商品を含むブログ (12件) を見る浜井浩一「死刑という「情緒」の前に データでみる日本社会の実情」芹沢一也「犯罪季評 ホラーハウス社会を…