売れない芸人


2005/09/12(月) 16:09:36 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-entry-135.html

 今日のいわゆる質疑・討論の問題点は、政府対民党という明治からの歴史を継いでいますが、とくに戦後、旧保守・革新いずれも教条的組織政党をめざした結果、国会は賛否を討議で決定したのちのドラマになったところにあります。国会の活性化には、党の基本政策は残しますが、本会議、委員会での自由討議の導入が不可欠です。そこではじめて、議員も細目にわたる「党決定」から解放された一国会議員としての責任をもちうることになります。従来の党決定は、国会議員の自由討議なきいわゆる陣笠化、あるいは族議員という無責任化の「かくれ蓑」でした。
 政党は、①名望家クラブ政党から始まり、つぎに、②教条的組織政党、ついで、③政策的連合政党へとかわっていきますが、教条化した党議拘束は②段階の産物で、③段階に入る今日、当然緩和せざるをえません。③段階での政党は大枠での合意が成り立っているだけとなります。このため基本案件をのぞけば自由投票になるはずです。
『政治・行政の考え方』 松下圭一 93頁)


政策的連合政党による自由討論が実現するなら望ましいと思うが、それは随分と遠い話に聞こえるね。


ああ、もちろん解っている。総選挙の話をしろと言うんだろう?。けれど、ちょっと凄すぎる結果に私はまだ戸惑っているんだ。状況がまだよく呑み込めていないというか…。だから、とりあえず書き付けておいた引用でも貼り付けっちまおうと思ってね。
いやいや、3分の2も取ったと言うじゃないか。そいつは何でもできそうな数字だ。それが民意の「逆立」した形というものだろう。もちろん、「逆立」はしていても民意は民意だよ。間違いねぇ。


負けた奴は負けた奴ですることがあるものさ。有権者がバカだとか、バカじゃないとか、マスコミの報道が偏っているとか、そうでないとか、そんなことばかり愚痴るのはあんまり感心しないねぇ。それはすべった芸人がお客やスタッフのせいにするのとおんなじことだよ。もちろんあんたの言い分を全く認めないわけじゃないさ。でも、本質はそんなところじゃねぇだろう?。芸人はお客やスタッフを選べねぇ。じゃあ、どうすりゃいいんだ?。周りのせいにしている芸人は一生売れねぇよ。一生愚痴って生きていきたいんなら何も言わねぇがね、売れたいんなら、じゃなかった、勝ちたいんなら頭使いな。


小選挙区制度のことかい?。あいつは私も驚いたねぇ。いやいや、こういうものだとは解っていても、実際目にすると違うものさ。まぁ、制度の是非を考えるのはいいことさ。でも、その動機が、小泉自民党をこんなに勝たせるなんてどうかしている、っていうことならちょっと筋が違うだろう?。そういう奴は野党が地滑り的勝利ってやつを収めると何にも言わないものさ。それは不実だろうよ。確かに、小選挙区制度はどうなんだ、っていう議論は必要だがよ、もしかしたら今回のことは稀有な例外かもしれない。そのあたりもよく見極めなきゃな。


へっへ、まぁ今日はこのぐらいで勘弁していただこうか。まぁ明日また来たからといって何か出るわけじゃねぇがな。


政治・行政の考え方 (岩波新書)

政治・行政の考え方 (岩波新書)

TB


[justice] 愚民が愚民でなくなる可能性のために http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20050913/p2